ヤフオクで501赤ミミを落札して穿いてますが、他の501ならバックポケットに収まりの良いハンカチが入れづらいと云う違和感を感じていました。
ライトニング別冊【ヴィンテージデニムの教科書】に、赤ミミのバックポケットは小さくなったという記述があるので、なるほどなと納得し、ではどのくらい小さくなったのか比べてみようとポケットの寸法を測ってみました。
ウエストサイズですが、一番大きなのが赤ミミで30インチです。ボタンの数が5つです。他の501はボタンの数が4つですので29インチで考えてください。所有しているのは古いものから、47後期(47)⇒52モデル(52)⇒BIGE初期(60)⇒66前期(66)⇒赤ミミ前期(80)です。( )内の番号で表示します。
いつも使用しているハンカチはユニクロのもので、縦横11cmの正方形です。
ポケット上部横幅の寸法
47=16cm 52=15.5cm 60=15.5cm 66=16cm 80=16cm
上部の端から端までの寸法は上記の通りで、赤ミミが短いわけではありません。しかしながら間口(上部内側縫い口の寸法)は、赤ミミが一番小さい結果となりました。下記の通り。
47=12.7cm 52=12.6cm 60=13cm 66=12.9cm 80=12.2cm
ポケット下部横幅の寸法
47=13.7cm 52=12.7cm 60=12.7cm 66=13.2cm 80=12.5cm
赤耳は一番短いですがほんの微差です。あんまり関係ない結果です。
ポケット中央部分 縦の寸法
47=15.5cm 52=15.5cm 60=14.5cm 66=15cm 80=14.5cm
BIGE初期と赤ミミは若干縦寸は短いです。なのでハンカチの収まりは若干悪くなったと思われます。
赤ミミのポケットは小さくなったのか?
結論として、ポケット自体は小さくなったかは微妙です。小さくなったとは断言できません。確かに私が所有する歴代501の中で、赤ミミがウエストワンサイズだけ大きいですが、だからといってポケットも微妙なサイジングがあるはずも無く、29インチであろうと同じ寸法のポケットが付いていたと考えられます。
ただ歴代501のポケットを見比べると、赤ミミのそれは縫い代を太くとった為に間口が狭くなり、なおかつ内側の糸が直線的に縫われているが為に、収納面積が一番狭くなっているのは間違いありません。これが赤ミミ時代のバックポケットを縫いあげる際の大きな特徴だと思われます。
ハンカチはエチケットとしていつも必要な携帯品です。無理なく収納できるバックポケットが理想。皆さんのジーンズ、大きさには満足してますか?
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