今日は私の失敗談を披露します。こんな事にならないように気をつけてくださいね!
2006年頃だと記憶しています。ETERNAL811ジーンズに出逢ったのは。当時、大阪に転勤中で豊中にある大型セレクトショップでの出逢いでした。ETERNALジーンズは、倉敷のマエノという会社のブランドであり日本ジーンズの中でも相当良い評価をされていました。なので『出逢った』というよりも『見つけた』といった方が正解かと思います。
私の場合、気に入ったらそれしか穿かない1本主義、週末カジュアルウエアでの外出にはオンリー811でした。洗わない主義でしたので、洗濯は年1回程度だったと思います。洗わない主義はデニムの経年変化を楽しむ王道のような考え方で、今でもそれを守り通している方は多いと思いますが、結果としてデニム生地にダメージをあたえる事になると私はこの相棒との付き合いで悟りました。股部に大きな穴を開けてしまったのです。
ETERNAL811の件があって、同様のしくじりをした事を思い出しました。遡る事30数年前、学生時代の私の相棒はLevi’s503BXXでした。なんといってもウエスト27(パッチサイズ表記)で穿けた頃ですから、Levi’s501じゃなくてもOKでした。この相棒も結末としてはETERNAL811と同様に、股部に穴を開けてしまったのです。
私の場合、相棒のジーンズを愛しむばかりに、股部を損傷してしまうのがパターン化されており、このしくじりを改善しなければ三度目の悲劇も発生してしまう… という事で、いろいろ調べて出した答えが、
適度に洗う! ローテーション穿き でした。
股部に穴が開くのは、摩擦と汗汚れ等によるデニム生地の劣化が原因です。摩擦に関しては、1本のジーンズを酷使しないで何本かのパンツをローテーションで穿くが最善の策ですが、汗汚れによる劣化は適度に洗うに尽きると考えます。汗をかきにくい季節は月1回程度で良いかと思いますが、夏場は可能な限り洗濯するべきでしょう。夏場は穿かないのも手段ではあります。洗濯と云っても、汗汚れだけなら水洗いでOK、特に股部は入念に揉み洗いをして。
ETERNAL811 濃淡のはっきりした縦落ちをします。週末のみ着用で5~6年間の育成です。ヒゲもハチノスも、特に気を使って作ったわけではありません。
私の手持ちのLevi’s501XXとビッグE初期物と比べても、色落ちの美しさでは圧倒的な勝利です。日本のデニム生地の優秀さが良く分かる逸品だと思います。色落ちの美しさに抜群の定評があるETERNALですが、最近あまり話題に上りません。日本ジーンズは世界的にも有名になりましたが、群雄割拠の状態(レッドオーシャン)なのだと思います。会社のPRの力だとか、有名人が穿いてるとか、そのブランドに追い風となる何かがあると台頭する状況です。
私のブログでも言及しましたが、ファッショントレンドとしては80年代のノッペリした色落ちのジーンズに追い風が吹いてます。それだけに辛い戦いが続く日本デニム業界だとは思いますが頑張ってもらいたいですね!
しかしながら、長い間、相棒としてジーンズを愛しむ為の改善をテーマにしているしくじり先生としては、それではジーンズの買い替えの促進とは逆行してるじゃん… 業界の事本気で心配しているようで、背徳感もあったりして…
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