昨日は47モデルモデルの後期物を紹介しましたが、今日は53モデルのお話です。
縁あって、ヤフオクで競り合うこともなく入手したのが、53モデルでした。ただしカットオフですけど…
ブログで、501XXカットオフなら日本ジーンズの新品程度のお値段で入手可能よ!とお伝えしてます、まさにこれ!
501XXカットオフに関するブログ①は、こちらから
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カットオフの53モデルは、センターループがセンターセットです。
47モデルのセンターループと同じです。1954年頃からオフセットになるので、
1947年~1952年 47モデル(センターループセンターセット・片面赤タブ・革パッチ)
1953年 53モデル(センターループセンターセット・両面赤タブ・革パッチ)
1954年~1955年 53モデル(センターループオフセット・両面赤タブ・革パッチ)
大戦モデル後の革パッチの501XXは、大まかにこんな感じの変遷でしょうか。
この後が、ギャランティー入り紙パッチへ移ります。
赤タブにRマーク(レジスタード トレードマーク・登録商標)が付いて両面タブになったのが1953年、ループがセンターセットは、1年間程度の仕様です。
フライボタンの持ち出しは、47後期物と同様に縫い込んでます。
トップボタンのボタン裏は刻印無し。ボタンは鉄製で磁石がつきます。
隠しリベットには『12』番号の刻印が入ってます。鉄製で磁石がつきます。
リベットですが、53モデルは鉄製で隠しリベット同様に銅メッキ仕立てなのです。
鉄製なので磁石がつきます。錆びてて文字が読めません。
ところが、47モデル後期物のリベットは、銅製で磁石がつきません。なので錆びもありません。
リベットが53モデルから、銅製⇒鉄製(銅メッキ)に変更されたようです。
サイドステッチは、やっぱり短いですね。長~いサイドステッチにこだわる方いますけど、それはどうなのかなあ… 持たない者のひがみですけどね 笑
コインポケットは耳なしでした。
ベルトループは、12mmです。47モデル後期物もほとんど変わりません。47モデルは15mmの極太ループと云われますが、後期になるとマイナーチェンジされてたようです。
1980年代後半、私が学生時代には、501XXのこんな詳細は情報として皆無でした。原宿の当時でいう最先端のヴィンテージストアに出入りをしていたにも関わらず… です。ムック本もありません。
501XXは、40年代も50年代も60年代もまとめて501XXでした。今の情報たるや凄いです。これも90年代のヴィンテージブームの賜物なのでしょう。
当時、これだけの情報が備わっていれば、大戦モデル、47モデル、53モデル、コレクションしていたのかもしれませんね。ただ、入手できたかどうか…
その頃日本にどれだけの物量が存在していたのか…
恐らくですが、少なかったと思います。
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