ヤフーオークションで落札した赤耳が届きました。濃紺状態ですから育て甲斐のある状態です。
送料含めても、日本デニムの有名処のリジット買うよりも安く入手しました。紙パッチは取れてますが、私にとってはさほどの問題ではありません。とれてしまった紙パッチをちゃんと同封して頂いた出品者に感謝です。
これまで、じっくりと赤耳を観察したことがありませんでした。初見の感想としては、赤耳アリですね!シルエット良さそう!これからは、66前期モデルとローテーションで穿きたいです。
66前期がウエスト29表記で、赤耳が30表記なので、若干シルエットだとかサイジングも異なるでしょうが、今後穿き比べてブログで紹介してゆきます。
今日は『赤耳はどこで見分けるのか?』紹介いたします。
紙パッチ
CARE INSTRUCTION INSIDE GARMENT
黒字でプリントされているのは、66モデルと同様です。紙パッチだけでは、66モデルとは区別がつきません。
内タグ(表)
Shrinks about 10%
66モデルは、8%です。10%表記は赤耳です。
内タグ(裏)
7 1 524
7は製造月 1は製造年度 524は工場番号 です。
1981年 7月 524工場生産を意味します。因みに、524工場とはエルパソ工場で、66モデルでは『6工場』表記ですが、赤耳から工場番号が3桁表記となりました。6と524は同じエルパソ工場です。555はバレンシア工場の意味で、赤耳後期物に多いです。
トップボタン裏
524
内タグ表記とトップボタン裏表記は同一です。トップボタン裏は工場番号です。
セルビッチ(ミミ)
赤耳の所以ですが、それを証明するのは赤いラインの入るセルビッチですが、退色してゆき薄くなってしまいます。写真で微かに確認できるかどうか…
バックポケット バータック
赤耳前期物は、黒糸(紺糸)のバータックになります。赤耳後期物は、金糸のバータックになります。
どうして【赤耳】というのか?
1980年代に入り、83年までは、旧式の力織機と、幅広デニムを織るのが可能になった最新織機が両方稼働していたようです。旧式の力織機は83年で任務を終了、これで織られたデニムで生産されたジーンズが『赤耳』、最新織機で織られたデニムで生産されたのが『ハチマル』と呼ばれ、サイドシームが脇割りになっています。
83年以降も、旧式の力織機で織られたデニムの残反で86年まで赤耳は生産されました。80年代は501にもミミ付と脇割りが共存していた為に、後年(90年代)旧式の力織機で織られたデニム生地にヴィンテージの意味合いを込めて『赤耳』と区別したのでしょう。80年代青春期だった私は、当時その通称を聞いた事はなかったです…
我が501ファミリーの仲間入りした赤ミミは1981年生産です。かれこれ37年前になります。30年を越えるとヴィンテージと云われますが、今後赤耳やハチマルは評価を上げてゆくヴィンテージジーンズだと思います。今なら無理なく手が届くヴィンテージジーンズです。ジーンズ何買おうかなと悩んでいる方、一つの選択肢として探してみるのも結構楽しいですよ!
この記事へのコメントはありません。