クラッチマガジン4月号『やっぱり本が好き。』買いました!お奨めできます!
クラッチマンに影響をあたえた『本』、とっても参考になります。本は人の人生観を左右する大切なものになりうる存在、一期一会の出逢いの本になる事も。ヴィンテージウエアとよく似てますね。
クラッチマガジン今月号から、毎号ヴィンテージコレクターのこだわり特集記事もありますので要注目です!今月号は、コンバースオールスターの歴史ですよ~(中身は著作権の問題がありますからお見せできないです)永久保存版ですよ~
私は、本屋が大好きです。本に囲まれた空間は非常に落ち着くんですね。だから日常的に本屋に出入りします。週末スロージョギングの途中に本屋に寄って、特に土曜日は新しいファッション雑誌が並んでますので必ず休憩タイムにしています。個人的に大変残念なのは、私の住む松戸市の伊勢丹が3月21日に閉店する為、ジュンク堂書店も閉店してしまう事です。脱線しますが、全国的に有名なラーメン店の『とみ田』の整理券をもらって待っている時間を過ごすのには最適な場所なんですけどね。常磐線の地下道渡れば、実はとっても近いので…
本屋の中でも大好きなのは、『古本屋』です。古本屋街は心躍ります。神田神保町は大好きで『古着の原宿、古本の神保町』は私にとっての聖地です。古着屋と古本屋はどちらも『ヴィンテージストア』、そこには一期一会の逸品に巡り逢える場であり、何があるかわからないワクワク感が味わえる場と云う意味で共通点があります。
そんな私の古本屋で出逢った一期一会の本3冊を紹介します。
走れオンワード 樫山純三
オンワードの創業者である樫山純三氏の半生記です。学生時代に早稲田の古本屋で発見、著者は競走馬の馬主としても有名な方であり、またファッションも興味があったので即買いでした。後で気づいたのですが、著者のサインが入っており、贈呈された方は、最近調べたところ東武百貨店や銀座松屋の社長会長を務められた方でした。このような歴史が刻まれた本を私が所有して良いでしょうか。オンワードの方、ご覧でしたら資料にいかがですか?
リーバイス
リーバイスの歴史本、1981年に出版されてます。赤ミミが現行品としてデビューしたての頃ですね。当然ですが登場人物は本物ですし、会社の内部模様がこと細かく記述されてます。しかし、なぜ501という型番になったかは記述ありません。この本も学生時代に古本屋で見つけた一期一会の出逢いです。今では8,000円のプレミアムがついて販売されてます。(神保町マグニフ調べ)一度内容をブログで取り上げてみようかと考えてます。
茶色いクツをはきなさい! 藤巻幸夫
元祖カリスマバイヤー、伊勢丹のレディスバイヤーとして一世風靡し、その後は福助の立て直しなど八面六臂の大活躍。無理がたたったのかと思います、残念ながら病には勝てず…
藤巻氏が、バーニーズ新宿店立ち上げスタッフとして伊勢丹から出向されてこられ、私は取引先の一営業で藤巻氏がバイヤーという関係で少しの間お世話になった経験があります。とってもいい兄貴という感じでした。ニューヨークの事を教えて頂いたり、我々の方が先に知らねばならない情報を逆に教えてもらったりだとか…
茶色いクツをはきなさい!とは、要約すると守破離が大切で、ファッションでも何でも守ってばかりじゃ面白くないぞ!です。まさに彼の生き様を表現しています。
この本にはこんな一節があります。
『女性は感覚でモノを選ぶから、いままで試したことのないような柄や色でもさほど抵抗は感じないみたいだけど、男っていうのは観念とか概念でモノを選ぶところがあるから、なかなか未知なモノには手を出そうとしない。この傾向は年齢を重ねれば重ねるほど強固になるわけで、なかなか自分がこだわる定番の殻を破れない。だから発想力や企画力がだんだん衰えて、つまんない大人になってしまう』
心に沁みます。つまんない大人になってるな~俺、いつも思います…
藤巻氏にとって、古本屋は幻想空間だったようです。古本屋の店頭の100円均一ワゴンの本の中にも幻想空間が広がっており、彼には内容が理解できない本だけども買ってしまうとか…
藤巻さん、こんな内容の濃い本を遺してくださり誠にありがとうございます。ただ一つ本当に申し訳ないなと思う事は、定価で買わずに古本屋で200円で買った事です…
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