木編に世、『枻』って漢字検定の勉強してるか、枻出版社を知らないと読めません。
枻と書いて、音読みで『エイ・セツ・セチ』訓読みで『かい・かじ』と読みます。意味は、『舟の推進に用いる木製の器具』です。そんな読めない漢字を社名に使った出版社の雑誌は、我々アメカジフリークの福音書です。
Lightning・2nd・CLUTCHの三誌がアメカジ雑誌として出版されています。他分野では、モーターサイクル誌『CLUB HARLEY』 、ライフスタイル誌『カリフォルニアスタイル』、ホビー誌『趣味の文具箱』などが代表的な雑誌です。
枻(エイ)出版社のフィロソフィーは『趣味ある人生を届ける』です。我々読者に、趣味ある人生は強いことを行間から訴えかけているのです。もちろんそれに乗っかっちゃってる私です。
最近のLightningの特集記事が、ライフスタイルに偏っているなと感じているのは私だけでしょうか?
その代わりに?マニアゴコロをくすぐる別冊本を連発させています。実は今年、枻出版に不動産事業部が設立され、すでに『ライフスタイル不動産』が運営されている事情からではと推察します。Lightning世代がターゲットの、こだわり物件やリノベーション関連がメイン事業となる不動産を展開し、企業全体を底上げさせてゆく方針なのでしょう。確かに『趣味ある人生を届ける会社』だからこそ、シナジー効果が期待できるビジネスモデルのように思います。
Lightningと2ndは、年齢だったり志向だったりターゲットとなる読者が被ります。後発アメカジ雑誌のCLUTCHも隔月発行ですが愛読者を増やしているのではないのでしょうか。将来的には月刊化も有りうるのでは… なので2ndの立ち位置が微妙である事は察していました。
私もSNSを自分で扱いながら感じる事は、アメカジはファッション全体からするとニッチな存在なんだろうなと… アメカジファッションは世間一般のそれとズレズレなんだろうなと… 出版業界とファッション業界は業界不況で低迷したまま光明が見えない現状です。当然にアメカジ雑誌は出版するのが苦しいんだろうなと推察します。そんな状況の矢面に立ちながら、アメカジ雑誌を三冊も発行し、別冊誌も途切れる事なく充実させている。アメカジフリークとして感謝!
なので、スクラップ&ビルドは企業には必要な事なんですよ…
本日発売の、2nd 5月号 今月号をもって2nd休刊となります。最後の雄姿をしっかり見届けようと思います。
別冊2ndスナップは是非とも継続して欲しいですね。リーバイスに倣い、3nd出版されたらウケるんだけど…
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