私を含めアメカジ好き(アメカジフリーク)は、永遠の定番LEVI’S501を源泉とするジーンズに慣れっこになってると思います。
だからボタンフライのジーンズは常識であると信じて疑わないはず。そこが世間一般の人と意識がずれる原因なんですね。
公衆トイレで用を足していた際、ふと感じた事があります。ジーンズのボタンを閉める時間が他人より長いという事。それから公衆トイレに入った時は、用を足した後での他人のズボンのしまい具合の時間を気にするようになりました。その結果として分かった事は、ボタンフライのジーンズ遭遇率が少ない、ボタンフライはメジャーではないと云う事です。
ファッションに関心がない人にとっては、ボタンフライのジーンズなんて面倒この上ないわけで、ファッション好きな人と括った中でもアメカジフリークはニッチな存在なんですね。
最近、古着(ヴィンテージアイテム)にファッション好きな若者が注目しているなんて言いますが、ファッションスタイルをウオッチしていても、ボトムスに関してはスリムタイプが大半だと感じます。穿いてるジーンズも本格的な縦落ちは少数派でしょう。ニッチの中のニッチな存在…私を含めて視野が狭いアメカジフリークは意識を変えるべきかも…

501ZXX
日本においてLEVI’S501がメジャーな存在になる前は、当時の若者は502や505のジッパーフライモデルが主流だったようです。しかし、実は本国アメリカでは501が主流なんだと伝えられ、縦落ちの美しさが伝えられ、90年代のヴィンテージブームによりアメカジフリークのコア層が拡大した影響が、現在の日本デニムの進歩に繋がり、アメカジフリークの固定概念となってしまったようです。

505BigE
好きなだけならばいいのだけれど、その固定概念でジーンズ作りを生業とした場合、日本のファッション業界の中において、ニッチの中のニッチな分野で商売している事を認識してないと危険だと云う事です。
ボタンフライのジーンズをしげしげと見つめながら、アメカジフリークの常識は世間の非常識なのかも…と考えながら、それでもボタンフライのジーンズをこよなく愛するチビ親父であります。
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