今日は、ヴィンテージストアで手持ちのヴィンテージウエアを処分する方法です。
ヴィンテージストアの場合、どこでも可能なわけではありませんので注意が必要です。代表的なヴィンテージストアを紹介しますので、読み進めてください。
ヴィンテージストアでの処分の形態には、大きくわけて2種類あります。買取方式と委託方式です。これを分けて説明します。
買取方式
文字通り、ヴィンテージストアが買い取ってくれる方式です。すぐにお金に換えたい方向きです。持ち込みの場合、店長など責任者がいれば、すぐにでも査定価格が出ますが、不在の日なら決済できずにその日は保留となるでしょう。そうならない為にも電話予約して来店するべきです。郵送でも受け付けてくれるストアが大半です。
デメリットは、安く買い叩かれる可能性が高い事。商品価値は需要と供給の関係で成立しますので、需要がある人気商品なら高値、需要の無い商品は安値もしくは買取不可でしょう。大雑把な見解ですが、ストアの販売予定価格の5割~1割程度の買取査定になると思います。持ち込み側としたら、不満を感じる査定結果となる可能性が高いですが、ストア側が在庫のリスクを抱えるわけですから文句は言えないでしょうね。
高額査定が期待できるのは、
- デッドストック物
- 極美品
- ゴールデンサイズ
- 市場に滅多に出回らないヴィンテージ品
ヴィンテージマニアに多いのですが、古ければ古いほど良いような考えは通用しません。あくまでも需要の有る無しが商売の基本ですから、ストア側はそこをシビアに査定します。趣味と商売は別物です。
下取り査定
マイカーの買い替えの際によく聞くと思います。そのストアの商品を買う事を前提に買取価格を査定してもらう手段です。欲しい商品があるのなら、これを提案するのはアリだと思います。ストアが商品につけている値段(上代価格)は、少なくとも20~30%値下げしても利益がちゃんと出る価格設定です。
例えば、10万円の商品が欲しいとします。処分しようとした品の査定価格がで2万円だとしたら、下取り査定で3万円位まで交渉の余地はある!と云う事です。10万円の商品が人気商品なら交渉の余地は無いかもですが、不人気で回転しない商品ならば交渉成立の可能性は高いと思います。
買取店で有名なのが大阪のAcornさん、買取店として全国に名を馳せている名店です。日本一の高額査定を実現していますので、もしも買取希望の方はHPをご覧ください。HPはこちらから
委託方式
ストア側は在庫のリスクを負わない、処分する側は取り分が大きいと、WINWINの関係が成立する方式です。委託率(販売手数料と同意味)は、15%から25%くらいです。例えば、10万円の商品を委託した場合、15%の委託率で販売できたならば、単純計算で85,000円が商品のオーナーに、15,000円がストア側の販売手数料となります。売れれば買取方式よりも確実に手取り金額は多いです。逆に云うと、売れないと収入になりません。そこがデメリットとなりますので、第一に重要なのはストア側との上代価格の折り合いに尽きるでしょう。委託期間も決められて売れなければ処分しようと思った品が戻ってくる事になります。
委託率に15%~25%と幅を持たせたのは、価格的に安い物はストア側の取り分が多かったり、お客さんがクレジットカードを使って買った場合、カード手数料分は商品オーナー側負担になったりする為です。
委託方式を採用しているのが、高円寺サファリや原宿マーヴィンズなどありますが、買取店ほど多くはありません。サファリは買取店としても有名です。サファリHPはこちら マーヴィンズHPはこちら
ベルベルジンやフェイクαでも買取してもらえますが、ヴィンテージランクが上の品でないと難しいかも… 数年前にLevi’s504ZXXのワンウオッシュ(ギャラ入り紙パッチ)をフェイクαで買取ってもらった経験がありますが、安かった安かった… まあ、ウエスト表記27ですから…
買取店、委託店どちらにも言える事ですが、国内の古着業者が自店で手に負えない商品(高額すぎて買い手がいない)や、経営上の問題でお金に換えたいなどの諸事情で、優れたヴィンテージ品が集まる傾向があります。なので客の立場からするといつもウオッチするべきストアですし、ヴィンテージ品の相場としてはベンチマークのストアになります。
ヤフオク? メルカリ? ヴィンテージストア? 処分するなら結局は?
ことヴィンテージに関しては、ヤフオクに一日の長ありです。私はヤフオクをお奨めします。ヤフオクを試した事が無い方は是非この機会に目を向けてみてください。ただ、ヴィンテージストアとの繋がりを持ちたいならば、委託も買取も有効だと思います。ヴィンテージストアでの生情報や人との繋がりは、お金には換えられない価値ですから。
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