しかしビックリしてます、つよぽん人気!Twitterもブログも沸騰しました!今後のつよぽんデニム講座は、アメカジ人気を左右する存在になるかもしれませんね!
今日は草彅つよぽんも愛用しているカバーオールに関して紹介します。カバーオールは100年以上前から存在するワークウエアです。生地として頑丈なデニム、ヒッコリーやブラウンダック生地で作られており、過酷な作業にも耐えられる上着です。
1930年くらいまではAラインのデザインが多く見られ、作業着として動きやすい機能性を重視していた事が分かります。その後は幅が細くなってファッションに取り入れやすいスタイルに変化してゆきます。
戦前のカバーオールは、チェンジボタン仕様が多いのも特徴です。各メーカーが特色ある金ボタンを装着させて販売を競っていたようです。現在では、当時のチェンジボタンがヴィンテージ古着市場で高額で取引されており、つよぽんもYouTubeで語ってましたが、自分で買い集めて100年以上前のヴィンテージカバーオールに装着させているのです。
ある有名なヴィンテージストアの店長と以前お話する機会があったのですが、その時店長はカバーオールを着ていらっしゃいました。直ぐ目についたのが、ハートデザインの金ボタン。
カーハートのヴィンテージカバーオールだと思い伺ったところ、カバーオールのボディは別ブランドで、カーハートボタンでカスタムしているとの事、なるほどその手があったのか!と感心した事があります。
今回草彅つよぽんが、カバーオールの現行品(AT LAST &CO)を着てましたが、これもチェンジボタン仕様の逸品でした。現行品のカバーオールは各ブランドで生産されていますが、チェンジボタンにまで拘ったモノは探さないと出てきません。
現代はファストファッションの範疇で、トレンド感をもってファッションを楽しむ人が大部分だと思います。ファストファッションの場合、一流ブランドと究極に差が出るのはボタンの質です。なのでファッションに拘らない一般の人、特にファストファッションしか知らない若者はボタンの知識が希薄です。ボタンは付いてりゃイイので、そこにファッションを求めない…
カバーオールのチェンジボタン仕様は、自分で好きなボタンにカスタムできます。金ボタンの表情(デザイン)も様々なので、愛着が出るオンリーワンのカバーオールにカスタムする楽しみも味わえます。現行品はヴィンテージ品と比べるとパターンも現代風にモディファイドされてるので、野暮ったいスタイルにはなりません。今風のファッションに取り込めるアイテムに間違いありません。
1980年代~90年代にかけてのトラッドブームの中、紺ブレが非常に人気になりました。紺ブレとは『紺色ブレザー』の略ですが、紺色ブレザーに金ボタンが装着しており、トラッドブランド中心に各ブランドが競って販売していたのを記憶しています。紺ブレを一着持っておくと、着回しがきいて重宝なジャケットでした。
現代風にモディファイドされたカバーオールに注目すると、30年経った今、あの紺ブレの記憶がプレイバックしてきます。聞くところによると、紺ブレが最近またブームになりつつあるとかないとか…
ネイビーカラーに金ボタンの組み合わせはベストマッチなんですね!
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