アメカジのシューズと言えば、スニーカーのコンバース、革靴のレッドウィングが両横綱でしょうか。
バスケットシューズ(バッシュ)を出自とするコンバースオールスターは、誕生して100周年となりました。私が中学高校生の頃、バスケットボール部の連中はオールスターのハイカットを履いてました。チビ親父には、バスケットボールなるスポーツは身長的にも一番無縁の存在でしたから、オールスターとの出逢いは大学時代になります。サイズ少し大き目に履くのがカッコいいんです。しかし、履き心地という意味では全く記憶に無いくらい平凡な感じかな。
復刻でワンスターのスムーズレザー(写真参考)が80年代後半に発売され、飛びつくように買いましたが、サイズが大きかったからだと思いますが、履き心地は正直悪かった…
学生時代、ヴィンテージはオールスターローカットをバナナボートで一足買った記憶があります。黒いヒールパッチにチャックテイラーと★が入った70年代のヴィンテージでした。当時から、黒いヒールパッチのチャックテイラーは知る人ぞ知る存在でした。ただ出回る数量が極端に少なくて、マイサイズともなると捜索が困難を極めた記憶があります。おそらく90年代のヴィンテージブームの頃、大量に日本へ上陸したんじゃないでしょうか。最近の方が80年代当時よりも目にする機会が増えた感じはありますね。SNSの影響かもですが…
社会人になってからは、すっかりコンバースとも縁が切れてしまい、スニーカーの嗜好はadidasのスーパースターやスタンスミスに移行し、ニューバランスとの衝撃の出逢いから今日に至るわけです。しかしヴィンテージなアメカジに回帰すると、コンバースは避けて通れない存在なんですねやっぱり。
スニーカーの中で、ジーンズとのベストマッチングはオールスターだと思います。ジーンズの裾のもたつきを解消してくれるフォルム、これがニューバランスなどハイテクスニーカーには出せないんです。今ではウオーキングやスロージョギングの際はニューバランス、オフファッションにはコンバースと使い分けしています。
私のスニーカー嗜好が別のところにある空白期間に、(注)コンバース社は大変な事になっていたようです。そして現在は、(注)大人の事情により、アメカジ好きにとっては諸々の不都合が…個人的に履く為ならば、米国からの持ち帰りは許可されるでしょうが、商業ベースではご禁制。間隙をぬってヴィンテージチャックテイラーは、タイ国に高値で相当量が流れているらしい…国内ではコンバースマニアからの流出品が一番の頼り処かもしれません。
ヴィンテージコンバースのマニアの中には、チャックテイラーのカラーコンプリートを目指す方もいらっしゃいます。彼らの事を『変態』と呼ぶ…(大変失礼いたしました)何色あるのか知らない方大多数だと思いますので、Made in U.S.A catalog 1975 の記事に色の記載がありますので紹介いたします。
チャックテイラー ・・・白・黒・エンジ・紫・ゴールド・緑・オレンジ・赤・ネイビー・水色の10色
ワンスター(スエード)・・・ナチュラル・ゴールド・緑・オレンジ・赤・青・紫の7色
ワンスター(スムーズレザー)・・・白のみ
カラーコンプリートするには、相当な財力が必要です。母国アメリカよりもタイ国や日本で探した方がコンプリートできるかも。コンバースは加水分解しないので、コレクション向きなスニーカーですので、これからその道を目指すという方(変態)にはお奨めではあります。
現在日本のコンバースは、老若男女問わず親しまれるスニーカーの立場を確固としたものになってます。アパレル展開も充実して、ある意味大人の事情が良い影響を与えたと考えるべきなのかと思います。永遠のローテクスニーカー、我が道を往く!これからもローテクスニーカーのままでいて欲しいなあ…ハイテクは似合いません!
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